ケガや病気をふせごう

脳卒中ゼロをめざして

脳卒中へのいち早い対処のために

“脳卒中”は、死亡原因では、がん、心臓病に次いで第3位、寝たきりになる原因では最も多い病気です。近年、脳卒中の中でも“脳こうそく”という病気が年々増え続けています。“脳こうそく”はあなたの家族、大切な人、友人に、いつ何時でも襲いかかってくる怖い病気です。今、日本の脳こうそく治療は大きく進歩していて、治療の恩恵を受けるためには、できる限り早い病院受診が必要です。そのためには、“脳卒中”を素早く、それも簡単に判断することができたら・・・。この冊子は“脳卒中”が疑われた時、あなたにもできる診断法が記載されています。皆さんの助けで治療のチャンスを無駄にせず、あなたの身近な人たちを“脳卒中”から守って下さい。

(社)日本脳卒中協会 福岡県支部

早めの救急車要請が必要です!

身体の注意信号を見落とさないように

福岡市消防局では、救急出動件数が年々急増し、また、手足のちょっとした傷などの軽症者が安易に救急要請する場合があることなどにより、緊急性がある傷病者を待たせなければならない緊急事態の発生が危惧されたため、平成15年から全国に先駆けて、救急車の適正な利用について、市民の皆様にご理解とご協力をお願いしてまいりました。おかげさまで、市民の皆様のご理解もあり、ここ数年は、救急出動件数も横ばいの状況になっております。

一方で、救急件数に占める「急病」の割合は増加し、中でも「脳血管障害」(脳卒中)による傷病者が同様に増加しています。
脳卒中の大部分は、急激に症状があらわれます。しかし、症状が軽く、本人が気づかないことがあるため、つい様子をみてしまい、119番通報から救急車の要請が遅れる傾向にあり、「もう少し早く救急車を呼べば良かったのに・・・」という救急事案も少なくありません。
 

脳卒中の中でも、脳こうそくでは、早期に専門病院を受診すれば、t-PA血栓溶解療法などの治療が可能となり、有効な場合があります。そうすることで、生命を守るとともに、麻痺などの後遺症も最小限にとどめることができ、以後の生活の質を確保することができます。
 

このテキストに記載のように脳血管障害が疑われる場合は、迷わずに、1秒でも早く救急車を呼んでください。

福岡市消防局では、今後とも、「救急車の適正利用」を積極的に推進し、市民の安心・安全のために積極的に取り組んでまいります。

 

福岡市消防局長

 

脳卒中予防のためのPDF   

本当に救急車が必要な時(第33回全国消防職員意見発表(最優秀賞受賞)の模様)