熱中症を予防しましょう
熱中症に注意しましょう!!
熱中症は,暑い夏だけでなく,蒸し暑い梅雨の時期から増えてきます。身体が暑さに慣れていない梅雨明け直後には特に注意が必要です。症状が重くなると生命への危険が及ぶこともありますが,正しい知識があれば予防することができます。正しい知識を身につけ,熱中症対策を心がけましょう。
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まずは,下のグラフを参考に,福岡市の熱中症患者発生の特徴を見ていきましょう!
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○ 7~8月にピークを迎える。 ○ 真夏日(最高気温が31℃以上の日)や熱帯夜(夜間の気温が25℃以上の日)が続くような時に発生しやすい。 |
○ 毎年,室内でも多く発生している。
○ 1日の気温が高くなる13~17時頃の時間帯に多く発生している。
○ 65歳以上の高齢者が占める割合は,全体の約3~4割になる。
熱中症を知ろう!
炎天下や室温が高くなった部屋の中に長い時間滞在することにより,体温の調節がきかなくなってしまった状態をいいます。めまい,頭痛,吐き気,脱力など様々な症状があります。いずれも汗をかくことによって体内の水分や塩分が失われることや,体温の上昇が原因といわれています。
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熱中症になりやすい環境とは?
熱中症になりやすい環境とは,高温・多湿・無風の状態です。人は,汗をかくことによって体温を調節しています。
しかし,このような環境下では,汗が蒸発しにくく,体温調節ができなくなり,熱中症になります。
※急に暑くなった時や,活動の初日などは特に注意しましょう。
※気化熱をご存じですか? 汗が蒸発する時に,身体の表面の熱を持っていくことで,体温を下げています。 |
注意点は?
お年寄りの方は,温度に対する感覚が弱くなり,のどが渇いたことにも気づきにくくなるなど,室内でも熱中症になる可能性が高くなります。
室内でも気温に十分注意し,のどが渇く前にお茶や水を塩分やミネラルとのバランスも考えながら,積極的に摂るようにしてください。
室内の温度が高い場合は,エアコンや扇風機などを積極的に活用することも大切です。
また,暑い時こそ,きちんとした食事,十分な睡眠で体調管理を行うことがとても重要になります。
小さなお子さんは,体温調節機能が十分に発達していないため,特に注意が必要です。 晴れた日には,地面に近いほど気温が高くなるため,小さなお子さんは大人以上に暑い環境にいます。
予防法は?
① 睡眠を十分にとりましょう。 ② 炎天下での外出や運動は避けましょう。 ③ のどが渇く前から,こまめに水分を補給しましょう。 ④ 外出の時は,帽子や日傘を利用しましょう。 ⑤ 部屋の窓を開け,風通しを良くしましょう。 ⑥ 暑いときは,エアコンや扇風機を活用しましょう。 ⑦ 体調不良の時は,無理をしないようにしましょう。 |
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応急処置は?
① 風通しのよい日陰やクーラーが効いている部屋へ運び,衣服をゆるめましょう。 |
② スポーツ飲料や,水1㍑に約1~2㌘の食塩と砂糖大さじ2~4杯(20~40㌘)を加えたものを補給しましょう。 |
③ できるだけ早く全身を冷やし体温を下げましょう。 ※氷や冷たい水で濡したタオルを,首・脇の下・太ももの付け根などに当て冷やすと効果的です。冷たい水がないときは,タオルやうちわ,衣服などを使ってあおぎ,風を送って冷やしましょう。 ④ ①~③の応急処置を行っても症状が改善しない場合は,早めに医療機関を受診しましょう。 |
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